UOCの使用の可否に関してEAのUOプロデューサが使用を認めるコメントを出したので追記。トレハンポイントのピンが地図の真ん中に立っていない場合もあり、その場合はこの記事の方法そのままでは難しいと思う この記事は2Dクライアントを対象に書いているが
UOAssistの使用が必須なので注意。
また、UOCというツールを使用するがこのツールに必要な「.NET 2.0 framework」のインストール方法がわからない人は「
UOCのための.NET Framework 2.0インストールについて」という記事を書いたのでその記事を参照。
UOCの一般的なトラブルへの対処法をこの記事の最後に追記(2010/8/11)
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Pub67が導入されるとトレハンポイントはランダムになる。過去のトレハンルーンブックは使えなくなるので、その都度自分で探す必要がある。
最初はMDSみたいな一覧を作ろうと思いTCで検証してその結果のそれなりの数のポイント情報をすでに記事として投稿したが、ポイントが完全にランダムになるようなので一覧を作っても意味がないと判断した。
そこで、「場所を見つけられない!!」という人の参考になればと思い、私のやっている方法を紹介する(強調するが「私のやっている方法」であって「こうしなければいけない!」ということではない)。
しかし、この方法だと
トレハンポイントが完全ランダムになっても、各ファセットの端っことか中間とかの場所や孤島などをルーンに焼いて移動を楽にしておくだけでいいはず。
UOCartographer (UOAMの後継と言われるマップツール)
まず大前提として「UOCartographer」(以下、UOCと略)というマップツール(フリーソフト)を使用する。
このツールは
テルマー、アビスはもちろん全ファセットに対応し「サーバーを介した他プレイヤーとのマップ共有」を含めUOAMと同等の機能をもつ事実上UOAMの後継といわれているツール(UO2DクライアントだけではなくUOSAクライアントでも動作する)で、EAもこのツールの使用は認めたようだ。
UOCの開発者がUOCのサポートのためにUOSSにたてた
スレッドの親記事に次の内容がある。
Representitives of
EA/Mythic have directly told me that you will not be banned for using this and that I am free to distribute it. It does not sniff packets, read the clients memory or interfere in any way with the client.
(「EA/Mythticはこのツールを使用してもバンすることはないし自由に配布してもかわまない」と私に直接言ったというような内容)
また、EA公式サイトに掲載されたプロデューサからの手紙に関するUOSSのスレッドでのUOCの使用の可否を尋ねる質問への回答として、
EAのUOプロデューサがUOCの使用を認めるコメントを書いている。
Cal_Mythic
UO Producer
09-11-2010, 09:10 AM
Re: [UO Herald] Producer's Update - 9/10/2010
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Quote:
Originally Posted by Allicio
so from the statement about 3rd party programmes, am i right to say that we are not allowed to use uocartographer as cal states that uoassist and uoam are the only sanctioned programmes ??
You can still use Cartographer
UOSSのこのコメントは
ココを参照。
下の画像がUOCのサイトトップの画面で「Download now!」をクリックするとセットアップファイルをダウンロードできる。
わからないことがあればセットアップ実行後解凍されているヘルプファイルやサイトトップの「Stratics」をクリックすれば情報を得られるがどちらも英語だ。
ネット上で「uocartographer」をキーに検索すると日本語で詳しく解説したサイトがヒットするのでそちらを見るといいと思う。
UOCのサイトトップのURLは
http://www.uocartographer.com/
重要な注意事項は
UO2Dクライアントの場合、
UOAssist(以下、UOAと略)が動作していないとプレイヤー追跡は動作しない(全ファセットのマップ画面を見ることだけはできる)。
現在、UOクライアントは多重起動できるがUOAが動作するのは最初に起動したクライアントだけなので、UOクライアントを多重起動している場合はUOCも最初に起動したUOAが機能しているクライアントでしかプレイヤー追跡はしない。
以下、具体的にトレハンポイントを見つけるまでの手順だが、誰でもわかるように細かく書いたので文章も長いし画像も多いので注意。
トレハン地図を用意トレハンポイントを特定するまでの手順紹介が目的なのでガーディアンの弱いLV2で説明。

掘りスキルが高いと掘るポイントを指定した時により広い範囲から掘り当てるので有利だが、私の実際のトレハンキャラにはMining(掘り)スキルははいっていないし、ほとんどの人もトレハンキャラに掘りスキルは入っていないと思うので掘りスキルはなしでやってみる。
地図のファセットへ移動マップのファセットといま自分のいるファセット(つまりUOCに表示されているファセット)が違っても、UOCのメニューからファセットは選択できるが、今回の地図はマラスなのでとりあえずルナゲートそばへ移動した。左がトレハン地図で右がUOCである。
マップの画像枠サイズをあわせるUOCのサイズ(縦および横)をトレハン地図にあわせる。サイズをあわせるのはマップ画像の部分。UOCをトレハン地図に重ねるとサイズをあわせやすいだろう。

トレハンポイントを目的地として登録トレハンポイントへ移動するための準備をする。
UOCの右上の「
最大化」をクリックする。
最大化をクリックすると下の画像の画面になる。

最大化した場合、UOCのウインドサイズの変更はできないがマウスのホイールを回すとマップの表示サイズを拡大縮小できるので全体が収まるようにする。
そして、「ここがポイントだな!」という部分を見つけたらUOCにナビゲートしてもらうためにそこを目的地として設定する(UOAMでのマーキングと同じ)。
地図がブリタニアだとマラスより広いので全体図を表示させるとわかりにくいかもしれない。その場合はまず全体図で大まかなエリアがわかったら表示サイズを拡大くして探せばいい(UOAMに比べてUOCの優れた点だが、
UOCはマップをドラッグして表示の中心位置をずらせる)。
トレハン地図は北が真上になっているがUOCのデフォルト画面はUOプレイ画面と同じ右斜め上が北になっている。そのため比較しにくいかもしれないのでUOCの表示をトレハン地図と同じように北を真上に変えるといいと思う。
UOCの画面上で右クリックすると「
Tilt Map」にチェックがついているのでそこを選んでチェックを解除すると北が真上の表示になる。

トレハンポイントを見つけたら
そのポイント上でUOCの画面を右クリックしたメニューの「
Set Destination」を選択するとそこが目的地に設定され移動する時にそこへの方向を矢印で教えてくれる。
トレハンポイントをピンポイントで見つけるのは現地でやるので、現段階ではおおよその位置でいい。

目的地の設定をしたら現地へ移動するがUOCの表示を北を真上にしている場合、実際のプレイ画面と向きが違うため移動しにくいと思うので、UOCで再度「Tilt Map」を選んでチェックをつけて北が斜め右上になるように戻す。
また、UOCの「最大化」となっていた部分が「元に戻す(縮小)」となっていると思うが、そこをクリックして最大化モードから抜ける。
トレハンポイントの特定化UOCのナビゲートで現地に着いたら(消さなくても支障はないと思うが)ナビゲートの矢印が目障りなので消す。

UOCの画面上で右クリックしたメニューを出すと「Set Destination」だった部分が「
Clear Destination」になっているのでそこを選ぶと矢印は消える。

移動する際、北をUOCで斜め右上に変えたと思うので、再度「Tilt Map」を選んでチェックを消して北が真上になるように変更してトレハン地図と並べる(画像は記事に掲載するためにくっつけているが実際は自分のキャラが見える空間は空けないと歩きにくいはず)。もちろんUOCのマップとトレハン地図のマップの表示縮小サイズは同じにする。
あとは歩いて位置を調整して2つの地図の表示が同じになれば自分が立っている位置がトレハンポイントだと思っていい。下の画像はナビゲートで着いた位置で撮ったもので実際のポイントより多少下の位置になっていたので掘る前に位置を調整した。

最初にUOCの画像枠サイズをあわせたのは、特徴的な地形をもとに位置を合わせることが可能になりトレハンポイントを特定化しやすいからだ。この地図で具体例をあげると、右下の岩山の上下の幅やその右側の緑地の幅、上の雪原の窪んだ部分の上下の幅やその右の幅などを目安に位置をあわせた。
つまり、
位置合わせのコツはトレハンポイントそのものではなく、上下左右など端の部分の地形の形や幅が同じになるようにすることだ(マップの画像サイズを同じにしたことで可能になる)。
そうやって2つのマップ画像を同じ見た目にすることでトレハンポイント上に自分が立っていることになる。2つが完全にあっていなくて多少ずれていても誤差はかなり小さいはず。
あとは自分のそばを掘るだけ。この時は最初、まさにポイント上に立っていたようで掘ったときに「障害物が・・・」といったメッセージが出たので1マスずれて掘ったら隣に箱が出た。


なお、掘りスキルが0でもターゲットした場所を中心とした3マス四方をチェックするので宝箱と自分の間には最低でも1マス間隔をあけることができる。高レベル地図を掘ってみたら箱が真横にでた場合でポイントの真横は嫌だと思ったら、箱が完全に出る前にその場から離れると掘り出しは中断されてやり直せるので、箱との間に間隔をあけて掘りなおすといいと思う。
UOCの一般的なトラブルへの対処法海外では2Dクライアントはクラシッククライアント(Classic Client)でSAクライアントはエンハンスドクライアント(Enhanced Client)なのでそれぞれの略称はCCとECになる。インストール時のエラーPCのOSがVista/7の場合は「管理者」としてインストーラーを実行する。
ブラックウィンドウになる(画面が真っ黒になる)UOクライアントのパス名が正しいか二重三重にチェックする。Windowsのエクスプローラーなどで指定したパス名が実際に存在することを確認する。
デフォルトのUOクライアントのパス名は次のようになる。
2Dクライアントの場合C:\Program Files\EA Games\ウルティマ オンライン 宝珠の守人
または
C:\Program Files\Electronic Arts\Ultima Online Stygian Abyss 2D
(client.exeというファイルがあるフォルダ)
SAクライアントの場合C:\Program Files\Electronic Arts\Ultima Online Stygian Abyss
UOCのオプション画面
OSがWindows Vista/7で2Dクライアントの場合、UOCを管理者権限のあるユーザで起動してはいけない(UOCのインストール時は管理者権限のあるユーザで)。プレイヤ追跡をしないUOが2Dクライアントの場合UOCを管理者として起動してみる。UOCとUOAがWindowsの異なるユーザレベルで動いているとVista/7の場合はUOCとUOAとの連携に問題が発生すると思われる。
UOがSAクライアントの場合(そもそもUOAは動作しないがUOAは不要)
SAクライアントの場合はUOAは不要だが互換のスキンが必要になる。UOSSのECベータフォーラムを調べる。そこにUOCがSAクライアントで問題なく利用可能になるスキンがある(ネット上で「UOSA スキン」などをキーワードにして検索してもヒットするはず)。
スキンを入手したらMapWindow.luaファイルをスキンのソースディレクトリにコピーする。
コピーするSAクライアントのフォルダは次の場所。
<クライアントのパス名>\User Interface\<スキン名>\Source\
<スキン名>の部分は使用しているスキン名。SAクライアントをデフォルトで使用している場合は<スキン名>の部分はDefaultになる。ただし、Defaultフォルダは存在しない場合は、User Interfaceフォルダの中にDefaultという名前のフォルダを作成し、さらにその中にSourceという名前のフォルダを自分で作成する必要がある。
具体例をあげると、SAクライアントをデフォルトで使用している場合のMapWindow.luaファイルをコピーする場所のパス名は次のとおり。
C:\Program Files\Electronic Arts\Ultima Online Stygian Abyss\User Interface\Default\Source\
MapWindow.luaファイルをそこにコピーしたらSAクライアントを再起動する。
サーバが動作しないポート番号を(例えば、11000のように)設定してあるか確認する。ポート番号が設定されていないかもしれない。UOCの設定をして終了する際はUOCのメニューの「exit」を選択して終了すること。右上角の「閉じる」をクリックしてUOCを終了すると設定内容が反映されない。