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ふたりの神秘家

ふたりの神秘家

ロイヤルシティの魔法省には、省内でも指折りの実力者であるふたりの若い神秘家(Mystic)がいる。

誰もが、魔法大臣サーネム(Surnem, Minister of Magic)からも高く評価されるレノルト(Lenort)が後の魔法大臣となることを信じて疑わない。アコルト(Akort)もまた、レノルトが魔法大臣となると信じていた。そしてこれまでと同様、アコルトは自分に与えられた役割を黙々とこなしながら、親友であるレノルトと共に神秘の修業を積む日々を送っていた。

そんなアコルトの中に野心が芽生えるようになったのは、つい先日のことだ。

彼はある任務によりブリタニアへ赴くことになり、そこで生活する人たちと触れ合う機会があった。驚いたのは、ブリタニアには実力で何かを勝ち取る人間が大勢いるということだった。アコルトにとって、サーネムの命は絶対であったし、そのサーネムもザー女王(Queen Zhah)の命は絶対のはずである。だから、彼はこれまでに個人として何かを強く望んだことはなかったし、それが自然だった。それはロイヤルシティに住む他の人々も同じだった。

しかし、ブリタニアで生活する人たちは違った。ときに同じ種族でありながら争いを起こしてまで、何かを勝ち取ろうとする。それはアコルトにとって衝撃的だった。はじめは、なぜそのようなことをするのか理解できなかった彼だが、任務期間を終える頃には、そのような生き方に対して憧れに近い感情を抱くようになっていた。さらに、彼にもうひとつの感情が生まれる。

「なぜ俺ではなく、レノルトなのか?」

これまでアコルトは、自分より常にレノルトが評価されてきたことを疑問に思ったことはなかった。しかし、今の彼はレノルトと同等の実力を持っているにもかかわらず、それが正当に評価されていないことに激しい怒りを覚えるようになっていた。そして、「後の魔法大臣」とうたわれるレノルトの地位を、自らの力で勝ち取ろうと考えるようになる。

アコルトは任務を終えロイヤルシティへ戻ると、すぐにレノルトを呼び出した。

「お疲れさま、今回の任務は大変だったね。ブリタニアまで行ったんだろう?」

「……」

アコルトは何も言わずに両手を挙げ、そのまま力の言葉を唱え始める。

---------------------------------------

レノルトは目を覚ますと同時に全身から力が失われたような感覚に襲われた。さきほどまで一緒だったアコルトの姿はない。状況が把握できないレノルトは、自分の部屋に戻り状況を整理しようと考え、ゲートトラベルの魔法を詠唱する。

「Vas Rel Por」

しかし、いくら待っても自分の部屋へのゲートが開かないので、おかしいと思いながらもう一度唱えるが結果は同じだった。つづいて、何かの呪いかと考え神秘の呪文で解除を試みるが効果はない。というより、そもそも神秘の呪文そのものが使えなくなっている。ここでようやくレノルトは自分の置かれている状況を把握した。

いつもは礼儀正しく落ち着きのあるレノルトだが、このときばかりは気が動転していたらしく、ノックもせず乱暴にアコルトの部屋のドアを開ける。そして、目の前にいるアコルトの勝ち誇った表情に気付かないまま、震える声で質問した。

「僕の“力”をどうした?」

「神秘家としての実力、俺とお前のどちらが優れていると思う?」

「きみと僕の実力に差なんてほどんどないだろ。そんなことより……」

「なぜお前が次の魔法大臣なんだ? 俺じゃなくて」

「まだ、そう決まったわけじゃないよ。それに、そういうことはサーネム様や女王がお決めになることで、僕が望んでいるわけじゃない。きみだって知っているだろ」

「……まあいいさ、どうせ今のお前には何もできない。“力”はアビスの“あの場所”だよ」

「まさか」

「信じなくてもいいけど。そうそう、ブリタニアはとてもいいところだったよ。お前も行ってみるといい」

そのまま部屋から追い出されたレノルトは、動揺する自分を無理やり落ち着かせ、その場で考え始める。アコルトの言ったことが本当であれば、たしかに今のレノルトではどうすることもできない。だからといって、アコルトのしたこと、そして自分が“力”を失っていることをロイヤルシティの人たちに知られるのは色々とまずい。

「ブリタニアか……」
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北斗のムーングロウに最初のキャラが誕生。 その後、ロストランドが実装された時にデルシアに移住(トランメルができるまでデルシアが拠点となる)。 死の街やオアシスに毎日のように通ったが、PKも毎日のように襲撃してきた(おかげで逃げ足スキルは向上)。 過去何度か休止期間があり、2013年6月に復帰したものの仲間が引退または休止中でぼっち状態に・・・

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